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東洋動画はブラック企業かと一瞬疑ってしまった。昭和的働き方へのメッセージ?

東洋動画はブラック企業かと一瞬疑ってしまった。昭和的働き方へのメッセージ?

NHKの朝ドラ『なつぞら』。
物語も佳境に入り、広瀬すずさん演じるヒロイン、奥原なつはとうとう職場で知り合った坂場一久(中川大志さん)と結婚します。

その一方で同僚・三村茜(私がいたく応援している渡辺麻友さん)は妊娠、そして出産を控えたある日社長室に呼び出されます。

すると・・・。

・出産後は、正社員ではなく契約社員になってほしい
・契約社員になれば、出勤時間などはある程度自由がきく
・固定給ではなく、絵を描いた枚数に応じて報酬を支払う
・だからこれまでよりも収入が増える・・・かもしれない

だそうです。

これまで10年以上勤めてきた会社からこんなことを言われたら・・・。
ふ ざ け ん な !

と思いますよね・・・。中小企業では人を一人雇うだけでも一苦労なので、社長の大変さも理解できなくはないのですが・・・。
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東洋動画はブラック企業かと一瞬思ってしまった

東洋動画に限った話ではなく、『なつぞら』の時代である昭和30年代~40年代ごろにはおそらくナチュラルによくある話だったのかもしれません。(何しろ、21世紀になっても耳にすることがある話ですから。)
だから東洋動画だけをブラック企業と断定することはできませんが、三村茜が社長室に呼び出されるシーンは今なお日本社会に残る男性を中心とした昭和的な働き方に向けての暗黙のメッセージだったと見ることもできるでしょう。

出産を機に仕事を辞める女性が年間20万人に上り、これに伴う経済損失が約1.2兆円になるとの試算を第一生命経済研究所が発表しました。女性が仕事を続けられる環境の整備は、経済政策としても重要なことが裏打ちされました。
(https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/birth/1874/より)

この「試算」ですが、いつの試算だと思いますか?

なんと! 2018年! 思いっきり現代です! 今も問題解決できてないんですね・・・。

一方で、奥原なつも妊娠していることがわかり、夫婦で協力しあってこれからのことに向き合っていこうと一久さんは語ります。

「(契約社員になったとしても)会社がその後の君の仕事を認めれば、次から他の女性も働きやすくなるだろう。子供を育てながらアニメーターを続ければ、そういう戦いにもなるんだよ。君がその道をつくるんだよ」

たしか一久さんは東洋動画在職中は労働組合の幹部でもあったはず。
じつに彼らしい言葉です。
「もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」と中国の作家、魯迅は語ります。これから彼女が切り開く道とは――。なつの開拓者精神が発揮されようとしています。

昭和40年代は女性の社会進出が盛んになった時代だった

この記事を作成するために調べてみてわかったことがありました。
昭和40年代は、女性の社会進出が盛んになった時代で、職場での重要な人材として一定の役割を担いつつあるようになっていたようなのです。

このため企業側では女性の定着を図るための方策を講じていました。
さきがけとなったのが日本電信電話公社(のちNTT)で、昭和40年から育児休業制度を実施しています。
この動きは製造業、小売業界にも波及し、やがては昭和47年に「勤労婦人福祉法」が制定されます。

それから何年も経過して1985年(昭和60年)、男女雇用機会均等法が成立します。
この法律では、事業主が、その雇用する女性労働者が妊娠したことを理由として当該女性労働者に対して解雇その他の不利益な取扱いをすることを禁止しています。

さらに1992年(平成4年)には育児休業法が施行されました。この法律では子どもが満1歳になる前日まで男女とも休業でき、保育園に入れないなどの場合は1歳6カ月までと定められています。

『なつぞら』ではこうした社会の流れをドラマの中で描いている、そういう側面もあるようです。
三村茜は退職し、なつとは違う道を歩むことになりましたが、それでも娘を見る表情の幸せそうなこと。家庭に入ることも、仕事に邁進することもそれぞれに幸せがある・・・。そう言っているかのようです。
それに、彼女が登場した当初に結婚後はいずれ退職するだろうという雰囲気の台詞を言っていましたしね・・・。

権利は行使しないとなかったことにされてしまうこともある

一久さんは労働組合の幹部という設定でしたが、この記事を書いている私自身も職場で「過半数代表者」という役割を背負わされています。労働組合のない職場では、代わりに「過半数代表者」が36協定の締結などを行います。

(好きでなったわけではなく、他に引き受ける人が誰もいなくて「お前やれよ」。断りきれずに立候補。信任投票の結果、投票率が低くて不成立。その後不信任投票を実施するも、これも投票率が低くて不成立。つまり誰も興味がない選挙だったんですね・・・。結果的に規程により「信任されたとみなす」・・・。私がいたく応援する渡辺麻友さんは毎年総選挙で大量得票していたのに・・・。)

この役割を(一応)担うなかで実感したことがあります。
私たちに与えられている権利(有休とか、育休とか)は、実際に行使していかないといつの間にか消滅していたり、「制度があるのに誰も使っていません」となり、形骸化し、むしろ使ってはいけないような空気になってしまったり・・・、という結末になってしまうことがあります。

日本思想史研究家の丸山眞男氏はこのような現象を指して「権利の上に眠る者」という言葉でまとめていますが、権利は使っていかないと無くなることもあり、うかうかと現在の境遇に安住し、権利を行使せずに「誰かにおまかせでいいや」を続けているといずれ独裁者のような人物が現れてそもそも権利自体がなかったことにされてしまうと説いています・・・。

もちろん『なつぞら』はフィクションであり、あくまでもエンターテイメントですが、三村茜となつの妊娠・出産にまつわるエピソードを見ているとどうしてもこのことを思い出してしまいました。

これから物語はどうなるのでしょう・・・。

引用元はこちらです。記事に関するご質問は引用元へお問い合わせください。http://bocchi-science.net/archives/19420785.html

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