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和クリニック院長の村井和さんとの対話(4)

和クリニック院長の村井和さんとの対話(4)


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対談中の藤本蓮風さん=奈良市の藤本漢祥院

 「鍼(はり)」の力を探る「蓮風の玉手箱」をお届けします。鍼灸を治療に取り入れている医師の村井和・和クリニック院長と、鍼灸師の藤本蓮風さんとの対談の4回目です。今回は村井さんが鍼を使った実例について、より具体的なお話が出てきます。それから理想とする医療についても言及されていきます。「健康診断」についての話題は前回の最後で、東洋医学について村井さんが「自分の身体ひとつあれば診察できる」と評価した点と重ね合わせると新しい医療像が見えてくるような気がします。

(「産経関西」編集担当)

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 蓮風 先生は(2011年11月に)クリニックを開業なさった訳ですけれども、それまでは病院で内科を中心に担当されて鍼灸を用いていろんな患者さんを治療してこられた。そして病院を辞めて、週に1回は未だに病院に関わっておられる。これはやはり西洋医学は、しょっちゅう変化するから、それにある程度呼応するのはあったと思うけども、病院の中で、そういうことをやっておった時と、鍼を中心にやっておられる今では、考え方が変わりましたか?

 村井 そうですね。鍼で治療するって目で毎日毎日患者さんを診れるっていうことで、西洋医学よりもどちらかって言うと、東洋医学の方により傾いて来てるなっていう気がします。

 蓮風 それはやっぱり、はっきり言って西洋医学より面白いからですか?

 村井 そうですね。ええ。

 蓮風 これ、大事なんですね! このコーナー(蓮風の玉手箱)を読まれる西洋医学の先生にとっては、そういう部分が非常に興味深いと思いますが、最初から重症を診ておられますね?

 村井 そうですね。

 蓮風 先生は僕と一緒に『鍼灸ジャーナル』という雑誌に「難病シリーズ」という論文を20篇近く書いてきました。癌(がん)とかそのほか膠原病など色々診ておられると思いますが、鍼で治療してみて、やっぱりひとつの確信みたいなものができてきましたか?

 村井 そうですね。(蓮風さんが主宰する鍼灸学術団体の)「北辰会」に初めて行った時に先生の講義で、胸水だとか腹水も治るんだよという話を聞いたような気がするんです。病院に復帰してすぐにそういう患者さんを担当しました。そういう方法があるならやっぱり用いるべきだと思ったので、勉強し始めたところだったのですが、すぐに蓮風先生にご指導を仰ぎました。

 重症で入院されてるぐらいの方なんで、もちろん西洋医学の治療もするんです。けれども併用して患者さんもすごく満足されてましたし、鍼が効いてるっていう感じをお持ちでした。普通は利尿剤ばかりじゃなくてアルブミン製剤とか使うんですけど、鍼をした途端に便がたくさん出てスッキリするっていうのを繰り返しているうちに、利尿剤もそんなにたくさん使わずに胸腹水がきれいにとれていって、その後ずっと鍼を続けて、先生の所に紹介して鍼を続けていただいて、それで2年ぐらいまったく胸腹水が溜まらないでおられた記憶があります。

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 蓮風 これから先生の理想とする医療についておうかがいするわけですけれども、まず先生は両手に東洋医学と西洋医学をもっておられるわけですね。両方とも有効は有効なんだけれども、どうゆう風に使い分けたら一番いいと思いますか?

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 村井 うーん、そうですね。私自身は、まず西洋医学じゃなく、まず東洋医学の方を…。

 蓮風 ベースにして。

 村井 で、治療して、それでは難しいものだという場合に、西洋医学を補完的に使うというのがいいかなあと、私は思ってるんですけれども。

 蓮風 それはどういう理由によるんですか? 普通の西洋医学の先生であれば反対言うんですね。西洋医学をベースにして、補完的に東洋医学を使うというのが世間に多いわけですけれども、先生の場合は、全く逆転してますね。

 村井 そうですね。まず鍼の効き目が分かっているという前提があると思うんです。効いていることが確認できる。全然効かない治療であればね、最初にするということは考えられないと思うんです。それとすごく身体に負担が少ない非侵襲的であるということと、副作用が鍼の場合は少ないということですね。

 蓮風 それを先生はしきりに主張なさいますね。「難病シリーズ」で(身体への負担となる)侵襲性が少ないということをおっしゃってましたね。という事は、西洋医学で治療すると治るんだけれどもその侵襲性が結構あると?

 村井 ある場合もあると。

 蓮風 そういうことですね。ステロイドにしてもそうですよね。まあそういう医療だから病気を治すわけやけど、治す一面と、反対にまた悪くする面があるっちゅうのはかなりデメリットですよね。それをほとんどなくして治せることが理想ですよね。その他なんかアイデアみたいなものはありますか? これから理想とする医療を創っていく場合に。

 村井 どんなことでしょう。

 蓮風 例えば西洋医学ではよく健診なんかやるじゃないですか?

 村井 健診?

 蓮風 健康診断といっていいかな。そういうものを東洋医学的にやったらどうかなあっちゅうのが。

 村井 面白いですね。

 蓮風 僕の意見はそういうこと。癌とかなんかをみつけるのは難しいけれども、大きく身体が歪んでいる、だから健康に気をつけなければいかん人と、これはまあそんなに心配せんでもいいとか。あと生活習慣を聴いて、運動が足らんかったら運動をやるとか、食べ物をこういう風になおしたらいいんじゃないかとか、そういう健康診断を東洋医学でもやったほうが私はいいように思うんだけれども、いかがですか?

 村井 それはすごく思います。同時に鍼を打つ場合でも東洋医学ではすごく予防ということを重視されるではないですか?

 蓮風 全くその通りなんですよね。こういうドクターが沢山でてこられるとね、非常に有り難い事で、我が意を得たり、という気持ちで感謝しています。私にも一部、当てはまるけれど、東洋医学の側からの西洋医学に対する偏見みたいなものをなくすにはどうしたらいいですかね。

 村井 そうですね。やっぱりあの…。

 蓮風 勉強することでしかないですかね。

 村井 そうです。お互いにお互いの医学のことを全然知らないんですけど、昔よりは随分マシにはなっているんですよ。大学生の時に将来何をしたいって教授とかに聞かれて、東洋医学がしたいと言ったら、オウム真理教に入るのかというぐらいの扱いなんですよ。〈続く〉

引用元はこちらです。記事に関するご質問は引用元へお問い合わせください。http://renpu-tamatebako.blog.jp/archives/20434811.html

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