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児童文学作家、ひこ・田中さんとの対話(9)

児童文学作家、ひこ・田中さんとの対話(9)


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ひこ・田中さん

 鍼(はり)の知恵を語る「蓮風の玉手箱」は児童文学作家、ひこ・田中さんと鍼灸師の藤本蓮風さんの対談をお届けしています。今回は、その9回目。前回は最近の子供は塾やゲーム、携帯などで忙しくて昔に比べると、ボーっとする時間が少なくなっているという話題が出ました。やはり休憩は必要だというわけです。さて、みなさん、うまく休めていますか? 休めている方も、そうでない方もおふたりの話を楽しんでくださいね。(「産経関西」編集担当)

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 蓮風 「休憩」とは何かというと、時間じゃないんですよ。一瞬の間でフッと休むことができる。宗教とか思想とか言わんでも、そういう術をね、伝えないかんなと思いますねぇ。

 田中 そうです。スキル、技ですね。それは本当に伝えていってほしいです。子供に限らず、いろんなスキルが、私も含めて、みんな落ちています。地縁も血縁も薄れてますから、知恵もスキルも伝わりようもなくそれはもうしょうがないんですよ、私はそうした社会が戻せるとは全然思ってないんです。

 蓮風 ああ、そうですかね、意外と。

 田中 だから、本当にいろんないいスキルというのは、みんなシェアして、使えるようになっていくほうが、絶対いいと思うんですよね。

 蓮風 こんだけネットが盛んになって、伝達が非常に速いとは思うんだけど。

 田中 その代わり、肝心なものが見えにくくなっています。

 蓮風 ああ、肝心なものが埋もれていて、いらんものは伝達して。であれば、余計叫ばないけませんな、我々はね。

 田中 そうですね。だからスキルで言えば、子供がなぜ孤立して、どんどん細かい時間の中で友達を薄く作っていくようにせざるを得ないかいうと、一つは時間がないという問題です。その他に、社会性を身につける機会を、子供たちがどんどん奪われている点が大きいです。一番わかりやすい例は、どこかへ家族で遊びに行くときに車で出かける。たとえば、奈良からディズニーランドに行くとするじゃないですか。ディズニーランドに着くまでの間、子供たちは車の中という我が家のリビングにいるのです。

 蓮風 はっはっは、そうですね、家族と一緒にひとつの部屋におるわけで。

 田中 車の中は、何をしてもいいリビングなんです。確かに車は家のガレージから出て社会のど真ん中を走っていますが、車内は社会じゃないんですよ。そして、ディズニーランドで遊んで、またリビングで帰ってくるから、その間の移動は実は距離がなくて、我が家という点からディズニーランドという点へと移動しただけなんですよね。バスや電車で行くと、周りに見知らぬ他人がいることを、嫌が応でもわかりますよね。その時に、リビングとは違う対応をしないといけないことを学習するのです。

 小さい子だったら声かけてくる、おっちゃん、おばちゃんがいるかもしれないですよね。「坊や、どこに行くんや」とかね。そうして社会との接触ができる。それってものすごく大事です。見知らぬ他人に声かけられるとか、頭をなでられるなんていうことを、初めの頃は怖がったりする子供もいるでしょう。それが段々そうじゃなくて、親以外の大人、つまりは社会ですね、それが自分に好意的なんだというサインをもらっていると思えるようになることで、子供自身も世界なり、他者を信じる大人に成長していけるんですよ。ところが、全肯定してくれる親と一緒にしか行動しないとなると、そこで閉じてしまう。あとは学校だけですよね。
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 田中 学校で子供が過ごす空間である教室は同年齢が40人くらい集まってる超異常な集団ですよね。上も下もいない。だから、そういう異様な空間と、そしてリビングとしかほとんど時間を過ごしてないから、全く見知らぬ他者とか、それから見知らぬ空間でどう過ごすかというスキルが、本当に年々なくなっているんですよ。これは子供にとって大変なことです。なぜなら、社会に嫌が応でも出なければならなくなった時に対処できないわけでしょ。就職していきなり社会に出たって、社会との接続方法がなかなかわからなくて、みんな敵にしか見えないとか、そういう問題があります。車で行った方が、ちょっとは安いとか色々なことはあるだろうけど、家族旅行をするんやったら2回に1回くらいは、やっぱり列車に乗って旅をする。そしたらそこで躾(しつ)けなければならないことがあるでしょ。「靴をはいたまま乗ったらだめ」とか言わなきゃだめだし…。親が注意しないで、他所の人がだめって言ったら、親もちゃんと恥をかけるし、そういう体験をうっとうしいから避けちゃうんでしょうけど、やっぱり子供の事を思うんだったら、私はそれだけでも随分違ってくると思います。

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 蓮風 いや、それは非常に大事なことじゃないですか。(すべてのものは一つのものだという東洋哲学の考えである)「気一元」ということから言うと、あらゆる人達との繋がりの中で一つになっているわけだからね。それはもう、限られた人達だけでやったら歪(いびつ)ですよ。どう考えてもね。

 田中 世界には色んな人がいて、それをお互いが認め合うことで、心地よい空間が維持できるんだということを、やっぱりどんどん学んでいける環境が欲しいです。大人がしなければならないのは、そういう環境を子供に与えてあげることだと思う。あと、子供がそれをどう判断するかわかりませんよ。

 蓮風 それはそう。そういう環境を与えてあげる。

 田中 本当に必要なことだと思います。その中で、世界を信じてくれることを、私は本当に望みますね。

 蓮風 そうですね。全く大賛成ですね、それは。

 田中 そして多分、そうであれば、心と身体と魂がパーツとして分かれたりすることはないと思います。

 蓮風 そうですね。ところが、この間、若いドクターを4人集めてね、北辰会の主催で(2012年4月に)シンポジウムをやったんです。まぁ色んな話が出ました。鍼灸師が司会をして、ドクターたちに意見を言ってもらった。こんな企画は日本では初めてですよ。色んな話をする端緒を作ったわけやけど、「西洋医学は魂をどう考えるか」という話題になったんですよ。そうするとね、ドクターの先生方は、ある程度魂ということを意識しているけど、いわゆる西洋医学としてはほとんど回答なしですね。これはどう思いますか?

 田中 「回答なし」に関してですか?

 蓮風 うん。だから、そういうことに関して答えられない医学。

 田中 西洋医学は、それに答えるというような進化の仕方が出来なかったと思うんですね。パーツにしてどんどん悪いところは切除し、できないことは通り過ぎるまで、ステロイドなんか典型的ですけど、とりあえず抑えておけという方法を採っているときに、魂を考えたらそれができなくなる。

 蓮風 結局、唯物論ですよね。

 田中 そうです。

 蓮風 機械なんだから。

 田中 初めからそういうことは含まれない前提で、近代医学は、良くも悪くも進化して来たんだと思います。<続く>

引用元はこちらです。記事に関するご質問は引用元へお問い合わせください。http://renpu-tamatebako.blog.jp/archives/18908686.html

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