「ヨーグルトパック」で美肌になれる…!? 食品スキンケアの危険性と『美肌菌』についての疑問

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今日の話題はこちらですね。

 

 

世界一受けたい授業 【肌の救世主“美肌菌”を育てる方法】

8月31日に有名テレビ番組の「世界一受けたい授業」にて

 

【肌の救世主”美肌菌”を育てる方法】

 

という特集が組まれ、放送されました。

 

 

 

美容関係者の間では特に目新しい考え方でもありませんが、

 

 

お肌には「皮膚常在菌」と呼ばれる様々な細菌が住んでいて、

 

その中でもお肌をキレイにする特性のある“美肌菌”を育てて美肌を目指そう!

 

 

というスキンケアの考え方が最近注目されています。

 

 

 

 

この番組でもその内容を踏まえて、消費者に紹介するような内容になっていたようです…。

 

 

 

 

しかし、、、

 

 

 

 

その放送内容が化粧品や美容に詳しい人からすると明らかにおかしな内容で、

 

しかもそれを専門の皮膚科医が監修していたこともあり

 

我々界隈でかなり話題になっております^^;

 

 

 

その放送内容にどのような問題があったのか?

 

こちらを詳しく解説しつつ、

 

世間的な「美肌菌」に関しての考え方に対して僕なりに疑問があるので

 

それもちょっと紹介したいと思います。

 

 

 

 

◎美肌菌を育てる方法…「ヨーグルトパック」!?

 

 

美肌菌がどういうものかという説明はちょっと脇に置いておきまして、

 

 

こちらの番組ではお肌をキレイにする「美肌菌」を育てる方法として

 

【ヨーグルトパック】

 

という方法を提案しています。

 

 

 

 

この「ヨーグルトパック」なんですけど、、

 

食品のヨーグルトをそのまま顔に塗って5~10分放置して洗い流す

 

という驚きの方法になっております。。

 

 

 

なんか以前から民間のスキンケア法としてはちょいちょい聞かないこともなかったような方法ですよね^^;

 

こういうの好きな人いるんだよな~…。。苦笑

 

 

そしてこれを二週間ほど繰り返すだけで美肌菌の作用でお肌のくすみが改善されるんですって。

 

 

 

 

にわかには信じがたい話ですが…^^;

 

 

 

 

ちなみにこれと似たような内容が、

 

昨年にもNHKのテレビ番組でも放送されているようです。

 

美肌を育てるのは、菌 |美と若さの新常識~カラダのヒミツ

 

 

こちらではもう少し詳しそうに色々解説してあって、

 

  • 美肌菌とは「表皮ブドウ球菌」のこと。
  • 肌の上でグリセリンを作るから美肌を育む。
  • 美肌菌が多いほど美肌になる。
  • IKKOさんは美肌菌がめちゃくちゃ多い。
  • 美肌菌を育てる方法として「ヨーグルトパック」がお勧め。
 
 

というわけで最終的に同じく「ヨーグルトパック」が登場するんですが、

 

こっちはヨーグルトの上澄み液(ホエー)にドライタイプのフェイスマスクを浸して作る方式でした。

 

 

 

週2回を2週間やっただけで美肌菌が8000個も増えたらしいです。

 

 

 

 

こういうのがまぁまぁネットとかを探しても結構たくさんあって、

 

テレビでも紹介されると「やってみたい!」という人もたくさんいたと思います。

 

 

しかし、僕の見解として

 

食品のヨーグルトパックはとてもリスキーなので

 

特に敏感肌の人にはまずお勧めしない

 

という感じです。

 

 

 

 

 

◎「食品」をそのままスキンケアに使う危険性

 

 

 

というのも、

 

まずヨーグルトパックが敏感肌に勧められない理由は大きく2つあって、

 

特に1つめが「食品」をスキンケアに使うのは非常に危険という話です。

 

 

 

 

よく「食べられるものなんだから肌に塗っても大丈夫!」というようなことを言う人がいますが、

 

これは大変な大間違いです。

 

 

 

食べられるものだからと言って肌に塗っても安全という根拠は全くありませんし

 

むしろたとえ食べられたとしても肌には刺激になってしまうような食品は凄くたくさんあります。

 

 

 

例えば「辛いもの」って、

 

 

食べても特に問題はない人が多いと思いますが、

(多少胃腸に負担がかかることはある)

 

あれをそのまま皮膚に塗ると、凄くリヒリしますし長時間触れていると炎症を起こして腫れます。

 

「辛いものを食べて唇が腫れてしまった」という経験をしたことがある人は結構多いと思います。

 

 

 

他にも、昔からビタミンCが豊富だから…みたいな理由で人気の

 

「レモンパック」「キュウリパック」などをする人がいますが

 

 

これも科学的には絶対にお勧めできないものです。

 

キュウリレモン等柑橘類の皮には「ソラレン」という光感作性物質が含まれていて、

 

これを皮膚に塗布した状態で紫外線を浴びると強力なアレルギー物質に変わってしまいます。

 

もちろん普通に食べる分には特に問題はありませんが、

(朝にたくさん食べると白人さんの場合皮膚がんの発生リスクが多少上昇するという研究結果も?日本人のデータはなく、おそらくあまり関係なし。)

 

皮膚に塗ると大変な危険性を発揮してしまいます。

 

 

 

 

 

 

このように、食べても別に害はない食べ物でも、

 

肌に触れると刺激などになってしまうものって実は凄くたくさんあります。

 

 

 

これはなぜかというと、

 

食べ物にはとてもたくさんの『不純物』が含まれていて、

 

中には刺激等を引き起こす物質も多くあります。

 

 

ただし、

 

食べた場合は人の口内には様々な「酵素」があったり、

 

胃に落ちると「胃酸」があったり、

 

こういった刺激等を引き起こす不純物を消化して無害化する機能が備わっているため

 

特に害にならないわけですね。

(もちろん場合によっては消化できずに毒性を発揮するようなものもありますが…)

 

 

しかし肌の場合にはそのような消化機能は無いため、

 

ダイレクトに不純物のダメージを受けてしまうというわけです。

 

 

 

 

 

なので、

 

ある程度美容に詳しい人は「食品」を使ったスキンケアはまず勧めません。

 

 

多少嬉しい効果が見込めたとしても、

 

不純物が悪さするリスクのほうが大きいと僕も思います。

 

 

 

◎化粧品に用いられている『食品成分』は化粧品用に不純物を除去したもの

 

 

 

それで、

 

こういう話をすると

 

「でも食品の成分を使った化粧品もたくさんあるじゃないか!」

 

という疑問が必ず聞こえてきますね(^_^;)

 

 

 

 

確かにちょっと調べてみればわかりますが、

 

「ヨーグルトの成分が入ったパック」というのは普通に売っているし、

 

他にも「ハチミツ」とか「オレンジ果汁」とかいう成分も実際にあります。

 

 

これは確かに食品ですね。

 

 

ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、

 

こういった『食品成分』というのは

 

食品そのものをそのまま使っているわけではなく

 

化粧品用に肌に負担になる不純物等を精製除去した特別な成分です。

 

 

 

なので、たとえ化粧品の成分に「ヨーグルト」と書いてあったとしても、

 

これは食べ物のヨーグルトをそのまま使っているわけじゃないと思ってください。

 

不純物を除去した乾燥粉末とかそういうのが多いです。

 

 

 

こういうのは不純物を除去しているので刺激とかは気にする必要はありません。

 

 

 

同じような話で、

 

「食用油脂」化粧品グレード食品グレードというものがあり

 

食品の油脂をそのままスキンケアに用いると肌には悪影響になることがあるので注意です。

 

 

 

 

◎ヨーグルトパックで肌が綺麗になる気がするのは美肌菌は関係ないかも…?;

 

 

 

 

次に、ヨーグルトパックが敏感肌に勧められないもう一つの理由についてなんですが、

 

僕の考えによれば、この理由から考察するに

 

ヨーグルトパックで肌が綺麗になる気がするのは美肌菌はあまり関係がないと思います(^^;)

 

 

 

 

ヨーグルトで肌が綺麗になるような気がするのには

 

実は科学的に明確な理由付けができます。

 

これはおそらく「ケミカルピーリング」と類似の作用によるものです。

 

 

 

というのは、

 

実はヨーグルトには乳酸菌が作る『乳酸』という成分が多く含まれています。

 

まぁ多いと言っても1%くらいのようですが、

 

 

この「乳酸」という成分は、一般的には食す分には健康に良いものとされていますが、

 

これも皮膚に塗ると刺激成分になってしまうんですね。

 

 

 

というか、

 

乳酸はαヒドロキシ酸(AHA)の一種で、

 

皮膚科クリニック等で行われている

 

「ケミカルピーリング」に用いられる薬品(グリコール酸等)の仲間です。

 

やり過ぎは禁物! 『ピーリング』 のメカニズムと注意点

 

 

 

αヒドロキシ酸にはタンパク質を破壊できる特性があり、

 

「ケミカルピーリング」というのは簡単に言うと

 

皮膚のタンパク質をAHAでわざと破壊して

 

肌のターンオーバーによって綺麗な肌を急速再生させるという荒治療です。笑

 

 

 

ただし、乳酸は治療に用いられるグリコール酸等に比べるととてもマイルドな作用ですし、

 

濃度も1%程度であればそこまで強力にタンパク質を溶かすことはないと思いますが

 

 

化粧品のマイルドピーリング効果のパックなどよりは強い効果になってしまうケースもあると思います。

(乳酸の含量はヨーグルトによって全然違うので、強いものはかなり強くなるかも…)

 

 

 

なので、敏感肌の人だと乳酸の効果を強く感じすぎてしまう懸念があるためお勧めできないのです。

 

(かずのすけは敏感肌の人はピーリングはマイルドなものでも絶対やめたほうが良いと考えています)

 

 

 

ちなみに世界一受けたい授業で説明されている↓これは、

 

 

おそらくケミカルピーリングの効果のことだと思います。

 

ただ、皮膚上で新陳代謝(ターンオーバー)を促すのは「乳酸菌」ではなく「乳酸」だし、

 

そもそもピーリングはターンオーバー無理やり促進しているだけなので、「周期を整える」という表現には非常に疑問が残ります(-_-;)

 

 

 

 

 

◎ヨーグルトで美肌菌は本当に増えるのか…?また「美肌菌は多ければ多い方が良い」とする根拠は…?

 

 

 

というわけで、

 

結局ヨーグルトパックの主な効果はマイルドなケミカルピーリング効果が主体であって、

 

美肌菌がどうのこうのとはあまり関係がないと僕は思っています。

 

 

 

そもそも『美肌菌』とは、上にもちょっと書いてますが

 

【表皮ブドウ球菌】という菌のことなんですが

 

なぜ、「ビフィズス菌」や「乳酸菌」があると増えると言われているんでしょうか…?;;

 

こいつらって全然関係ない菌ですよね…?^^;

 

 

 

まぁ一応テレビの実験では8000個も増えてたので、

 

もしかしたら本当に増やすのかもしれません。

 

 

頑張って調べたところ一説によると表皮ブドウ球菌は「乳酸」も代謝するらしいので、

 

乳酸が多いと増えやすいということかもしれません。

 

あとは黄色ブドウ球菌とかの他の菌はアルカリ性環境が好きなので、

 

乳酸が多いと酸性に傾いて表皮ブドウ球菌が動きやすくなる…

 

とかそれも考えられなくもないですね。

 

 

 

ただ、まだまだこの辺って全然研究されていなくて

 

確実なことは全くわかっていないと言っても過言ではありません。

 

 

これから少しずつ研究されていくことであって、

 

テレビでこんなに断言調に放送できるような段階ではないと僕は思っています。

 

 

 

 

あと、

 

昨年のNHKの番組の方では

 

まるで「美肌菌は多ければ多いほど良い」みたいに言われているんですが、

 

これも全く根拠がないと思います。

 

 

 

そもそも

 

お肌に常人の数十倍の美肌菌(表皮ブドウ球菌)をお持ち

 

「美肌菌女王」とまでテレビでは言われているIKKOさん

 

 

あの…

 

僕は非常にIKKOさんのことは尊敬しているし大好きなんですが、

 

大変申し上げにくいのですが、お肌自体は言うほど綺麗ではないと思うんですよね…^^;

 

 

いや、年相応のおじさんのお肌そのものって感じではないでしょうか…(苦笑)

 

 

 

「美肌菌が多いほど美肌になる」という理屈で言うなら

 

そんなに美肌菌がいっぱいいるなら絶世の美肌の持ち主でなければならないでしょう。

 

 

でも実際のところはどうかな…??って感じですよね。。

 

 

 

 

 

つまり、

 

実際には「美肌菌が多いほど美肌」というのもかなり怪しいと僕は思っています。

 

 

 

 

そもそも美肌菌と言われている表皮ブドウ球菌は、

 

皮脂とかを分解してグリセリンなどの肌の保湿成分を作っているのは確かですが、

 

一緒に「脂肪酸」というものも作っていて、

 

これは適正量であればお肌を弱酸性に保って他の菌類の繁殖を抑制してくれます…が、

 

 

脂肪酸は多くなりすぎると肌に対して刺激になってしまう物質なんです。

 

 

 

だから美肌菌はある程度の量であればいいですが、

 

これだけが図抜けて増え過ぎれば肌に対して良い影響ばかりを与えるとは言い切れない

 

と僕は思います。

 

 

 

さらに、ある研究では足の臭いが強いほど表皮ブドウ球菌の量が多いという結果が出ている研究もあります。

 

あと表皮ブドウ球菌って皮膚上では非病原性ですが、体内では病原性になる菌ですよね。

 

 

 

ここから考えるに、

 

元々「菌」というのは人間のために生きているわけではないので、

 

どんなに良い効果を持っていても環境によっては悪く働いてしまうこともあります。

 

 

 

ニキビの元になっているアクネ菌だって、これも皮膚常在菌の一種ですし、

 

良い環境であれば肌に悪さはしません。

 

 

 

人間は人にとって良いことをする菌を「善玉菌」、

 

悪いことをする菌を「悪玉菌」等と勝手に呼んでますし、

 

表皮ブドウ球菌も主には良いことばかりしているように人間は勝手に捉えていますが、

 

 

本来菌には良いも悪いもなくて

 

どんな環境で良く働いて、どこから悪さをし始めるのか

 

なんてのも別に決まりがあるわけではないんですよ。

 

 

 

 

【美肌菌】=表皮ブドウ球菌も、

 

十分すぎるほどに、増えすぎるとなにか悪さをし始める可能性はあるわけで

 

 

 

今の美肌菌ブーム?の、なんというか

 

「美肌菌は多ければ多い方が良いのでとにかくたくさん増やしていきましょう~!!」

 

という風潮には、ほとほと疑念を感じております。

 

 

 

 

菌というのは様々な菌の共生バランスがとても大切なのであって、

 

一個の菌だけをただ増やすだけで本当に良いのか?

 

という疑問もありますね。

 

 

 

 

というわけで、、

 

 

 

美肌菌については

 

「どこからどこまでが安全で肌に良いのか」 

 

というのもこれからようやく研究されていくところですので

 

 

何度も言いますが、

 

まだまだテレビでこんな風に放送していい段階ではなかったんじゃないかなと思います。

 

 

 

特にメディアこういった最新の情報をいち早く伝えたがりますが

 

まだまだ分かっていないことの方がたくさんある分野ですので

 

そういう情報には本当に慎重になって欲しいし、注意して欲しいと思います。

 

 

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こちらの記事はhttps://ameblo.jp/rik01194/entry-12519675930.html?frm=themeより引用させて頂いております。